徳島県東部に位置する石井町は、農業が盛んな地域であり、徳島市のベッドタウンとして発展しているエリアです。徳島市中心部へは、車で約30分と比較的アクセスしやすく、JR石井駅前からは東京・大阪方面の高速バスも運行しています。
国道と県道沿いには「フジグラン石井店」や「マルナカ石井店」、「ダイレックス石井店」などの商業施設が建ち並び、買い物しやすいのも魅力の一つです。また、地元の新鮮野菜が購入できる農産物直売所もあるのも嬉しいポイント。
石井町は、子育て支援に積極的な町で、0～18歳までの子どもにかかる医療費が一部助成される「子どもはぐくみ医療費助成事業」があります。そのほかにも、子育てに関するさまざまな制度を設けているので、子育て世代に人気のエリアです。

参考：石井町移住定住情報サイト「暮らす」

徳島県名西町石井町は、住宅や子育てに関する制度がたくさんあり、石井町独自の補助金制度も取り入れています。詳しく解説していきましょう。（2023年1月現在）

石井町内の空き家の有効活用・移住定住促進を目的とした助成事業。石井町内の施工業者を利用し、内外装の修理や修繕、バリアフリーなどの空き家リフォーム工事を行った場合は、補助金が交付されます。

家への不安解消や安心して暮らせる社会環境を作り出すことを目的とした事業。石井町内の施工業者を利用し、住宅の修繕や補修、バリアフリーなどのリフォーム工事を行った場合は、補助金が交付されます。

木造住宅の耐震化促進のために行う、耐震診断や耐震改修工事などには、補助金が助成されます。（補助要件あり）木造住宅耐震化促進事業の詳しい内容は、以下のとおりです。

〈耐震診断支援事業〉
住宅が大規模地震に対してどのくらいの安全性があるのかを診断します。自己負担は無料。

〈補強計画支援事業〉
耐震診断の結果を基に、耐震化プランを作成します。自己負担は無料。

〈耐震改修支援事業〉
耐震診断の結果が評点1.0未満だった場合、住宅の評点を1.0以上にするために行う工事です。対象となる工事費の4/5以内が補助額となり、感電ブレーカー設置を条件に最大1,300,000円まで補助されます。

〈耐震シェルター設置支援事業〉
耐震診断の評点が1.0未満の木造住宅で、一定の要件を基にして行われる耐震シェルターの設置工事です。対象となる工事費の4/5以内が補助額となり、最大800,000円まで補助されます。

〈住まいのスマート化支援事業〉
耐震化と共に行う、ICT（情報通信技術）やAI（人口知能）を活用した設備を設置するためのスマート化工事です。対象となる工事費の2/3以内が補助額となり、最大300,000円まで補助されます。

〈住替え支援事業〉
住宅の建替えや住替えをするため、現在住んでいる住宅を取り壊す際の費用が補助される制度です。対象となる工事費の2/5以内が補助額となり、最大300,000円まで補助されます。

0歳から18歳になった最初の3月31日までの子どもが対象であり、かかった医療費の一部が保護者に対して助成される制度です。

生後8～9か月の子どもが対象で、石井町内の医療機関で歯科検診とフッ素物塗布が無料で受けられる制度です。1人1回のみ無料で受けられます。

〈入学支度金〉
子育てしている児童が、小学校や中学校に入学する年の2月1日を基準日とし、石井町内に、1年以上継続して住所があるひとり親に対して、子どもが小学校・中学校の入学時に30,000円が支給される制度です。申請期間は入学年の2月1日から末日までとなります。

すべての3～5歳児、住民税非課税世帯の2歳以下の子どもは、石井町内の幼児保育施設の保育料が無償化される制度です。また、石井町独自の施策として、住民税課税世帯の2歳以下の子どもであっても、第一子が18歳未満であれば、第二子以降は無償化の対象となります。

特定不妊治療にかかった費用の一部を助成。徳島県交付の助成金額を控除して取得した額が基準となり、1年目の治療費は150,000円を上限、2年目以降は75,000円が上限となります。助成対象者は、治療開始日以前から石井町に1年以上住民票があり、申請日時点も石井町民であること。また、徳島県実施の「徳島県こうのとり応援事業」の承認を受けている方です。そのほか、石井町における税金を滞納していない夫婦に限られます。

参考：石井町移住定住情報サイト「育てる」
参考：石井町移住定住情報サイト「お役立ち制度」

＞＞鳴門市で受けられる補助金・支援制度は？詳しくはこちら
＞＞阿南市で受けられる補助金・支援制度は？詳しくはこちら

2023年に新築住宅を購入した際に活用できる、国が実施する補助金制度についてご紹介します。（2024年2月現在）

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、通称ZEH（ゼッチ）とは、太陽光発電による電力創出や省エネ設備、断熱性の高い材料などにより、家の消費エネルギー量をプラスマイナスゼロになる住宅のことです。補助金額は「ZEH認定」された住宅が550,000円、ZEHよりも高性能な「ZEH＋認定」された住宅は1,000,000円となります。※現在は公募を締め切っています

＞＞名西郡でZEH住宅を建てるメリット・デメリットや条件について詳しくはこちら！

地域型住宅グリーン化事業とは、省エネ性能や耐久性などに優れた木造住宅を、中小工務店で建築した際に補助金が交付される制度です。補助金を受け取れるのは、国土交通省に選ばれたグループ所属の工務店に依頼した場合のみとなります。
補助金額は住宅の性能によって異なり、長期優良住宅とZEH・Nearly ZEHは1,400,000円/戸 等、認定低炭素住宅とZEH Orientedは1,250,000円/戸 等です。

2023年に新築住宅を購入した際に活用できる、国が実施する減税制度についてご紹介します。（2023年1月現在）

住宅ローン減税制度とは、住宅ローンの借り入れを行い、住宅の新築・取得、または増改築などの際に適用される制度です。年末のローン残高の0.7％が所得税から控除され、新築住宅は原則13年間、中古住宅は10年間受けられます。ただ、住宅ローン控除の適用には借入限度額があり、上限を超えた場合は控除が受けられません。借入限度額は以下のとおりです。

長期優良住宅、低炭素住宅の場合
借入限度額：50,000,000円（令和4・5年入居）
 45,000,000円（令和6・7年入居）

ZEH水準省エネ住宅の場合
借入限度額：45,000,000円（令和4・5年入居）
 35,000,000円（令和6・7年入居）

省エネ基準適合住宅の場合
借入限度額：40,000,000円（令和4・5年入居）
 30,000,000円（令和6・7年入居）

そのほかの住宅（※2）の場合
借入限度額：30,000,000円（令和4・5年入居）
 0円（令和6・7年入居）（※2）

控除期間は全て13年間となります。
（※1）宅地建物取引業者によって一定の増改築等がされた居住用の家屋。
（※2）省エネ基準を満たしていない住宅。令和6年以降、新築の建築確認を受けた場合は、住宅ローン減税制度の対象外。

下記住宅の場合、すべて借入限度額は30,000,000円となります。

・長期優良住宅
・低炭素住宅
・ZEH水準省エネ住宅
・省エネ基準適合住宅

その他の住宅の場合、借入限度額は20,000,000円となります。
控除期間は全て13年間となります。

登録免許税とは、購入した土地や住宅などの不動産登記を行うときに支払う税金です。一定の要件を満たしている場合、軽減税率が適用されます。軽減税率は以下のとおりです。
・新築住宅の際の「所有権保存登記」0.4％→0.15％
・中古住宅購入の際の「所有権移転登記」2.0％→0.3％

不動産取得税とは、不動産を取得したときに支払う税金です。一定の要件を満たしている場合、軽減対象となります。軽減内容は、以下のとおりです。
・従来は不動産価格に税率4％をかけた金額→新築住宅の場合は3％に軽減

新築住宅の場合は、固定資産税の軽減措置が受けられます。固定資産税の軽減措置の内容は、以下のとおりです。
・戸建て3年間、マンション5年間→1/2に減額
（認定長期優良住宅の場合は、戸建て5年間、マンション7年間に延長）

参考：国土交通省HP「住宅ローン減税」
参考：国税庁HP「登録免許税の税率の軽減措置に関するお知らせ 」
参考：国土交通省HP「不動産取得税に係る特例措置」
参考：国土交通省HP「新築住宅に係る税額の減額措置」

＞＞名西郡での新築住宅で住宅ローン控除が適用される条件とは？併せてこちらもチェック
＞＞名西郡で長期優良住宅の認定を受けると補助金制度や減税制度を利用できる？詳しくはこちら

徳島県名西郡石井町の補助金や助成制度についてご紹介しました。石井町は、独自の補助金制度を取り入れ、地域の人々が豊かに暮らせるような町づくりを目指しています。
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