平屋のメリット・デメリット
まずは平屋で暮らすメリットとデメリットを確認しておきましょう。
平屋のメリット
バリアフリー
平屋は階段がなく、段差が少ないバリアフリーな家です。階段や段差は、小さな子どもと高齢者にとって、転倒・転落のリスクがあります。そういったリスクが少ない平屋は、家族が安心して暮らせることにつながるでしょう。
また、将来的に介護が必要になったときでも、ワンフロアの平屋なら車椅子にも対応しやすくなります。家族の状況が変わっても同じ家に住み続けられることは、平屋の大きなメリットと言えます。
家事動線を効率化できる
平屋は、家事動線の効率化が図れます。2階建て以上の家では、洗濯機のある場所と干す場所の階が違っていたり、掃除をするために掃除機を各階に運んだりといった家事に手間が生じることも。平屋はワンフロアに部屋が集約しているため、このような無駄な動きが少なくなります。そのため、日常生活の些細なストレスが軽減されるでしょう。
間取りの自由度が高い
平屋は、間取りの自由度が高いという特徴があります。2階がないことから屋根の形も、天井の高さも自由です。家族の好み、生活スタイルによって、空間を最大限生かせます。屋根裏をつくれば、収納やベッドスペースにも活用可能。遊び心を取り入れつつ、室内空間を無駄なく利用できるでしょう。
デメリット
広い土地が必要
平屋を建てる場合は、それなりに広い土地が必要です。
たとえば、延べ床面積80坪の家を建てるとしましょう。2階建ての家の場合、1階と2階でそれぞれ40坪あれば、延べ床面積は80坪となります。ですが、同じ広さの家を平屋で実現しようとした場合は、単純に2倍ほど広い土地が必要となります。
また、土地は建築基準法によってエリアごとに建ぺい率が決まっています。建ぺい率とは、敷地面積に対してどの程度の広さの家を建てられるかを表したものです。購入した土地いっぱいに住宅を建てられるわけではないため、2階建てよりも広い土地を必要とすることは、平屋を建てるうえでデメリットとなるでしょう。
日当たり・風通しが悪くなる
平屋は低いため、周辺環境により、日当たりや風通しの影響を受けやすくなります。周辺に高い建物があるほど、室内に日差しや風が届きにくくなることは想像に難くありません。太陽の光や風を十分家に入れるためには、設計の段階で間取りや窓の位置などを工夫することが重要です。
平屋のデメリットを解消するには?
平屋のデメリットを解消するには、間取りと家を建てるエリアがポイントとなります。ここでは、土地探しや家の設計で工夫できるポイントについてお伝えしましょう。
平屋に光を取り込む間取り
平屋は、間取り次第で光や風を家の中に入れられます。採光を重視した平屋を建てるなら、ロの字やコの字といった間取りの平屋がおすすめです。こういった形の平屋は、建物が中庭を囲うような間取りとなっています。中庭から自然光が差し込む、明るい平屋が実現できるでしょう。
また、風通しを良くするには、窓の位置が重要です。おすすめは、2つの窓を対角線上に設置すること。両方の窓を開放することで風の通り道ができ、家の中を効率よく換気できるでしょう。
土地の用途地域を確認すること
先述したように、建築に広い敷地を要することが平屋のデメリットのひとつです。お住まいのエリアによっても異なりますが、一般的には宅地に利用する土地の建ぺい率は40~60%。建ぺい率が高い方が、敷地に対して家を建てられる面積が広くなります。
たとえば、50坪の土地を購入した場合でも、建ぺい率が40%であれば、実際に家を建てられるのは敷地の半分以下の20坪程度です。一方建ぺい率が60%の土地は、敷地の半分以上である30坪程度まで家を建てられます。
建ぺい率は、用途地域により基準が定められています。用途地域は計画的に市街地をつくるため、用途に応じて分けられたエリアのこと。用途地域を確認すれば、希望する家の広さに対して必要な敷地面積がある程度予測できるため、土地を探す際の参考になるでしょう。
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徳島エリアで平屋の注文住宅を建てる場合におすすめの場所
ここからは、実際に徳島市やその周辺エリアで平屋を検討中の方に、おすすめしたいエリアについて紹介します。
徳島市エリア
徳島市は、県庁所在地として徳島県の中で最も多くの人が住むエリアです。国道318号線沿いには徳島市役所や徳島大学病院、メガバンクの支店など、行政や病院、生活に欠かせない施設が多数集まっています。
中でも新築を建てるなら、徳島駅の北側にある助任エリアや、JR徳島線府中駅のある国府町がおすすめです。助任エリアは、徳島市立助任幼稚園や徳島市立助任小学校、徳島大学といった教育施設が多く集まっています。治安も良く、子どもの教育に熱心な子育てファミリーに人気です。JR徳島駅が近くにあることから、市外へのアクセスも良好。レジャー目的で移動する場合にも便利なエリアと言えます。
一方国府町は、大型商業施設はないものの、県道29号線沿いにディスカウントドラッグコスモスやスーパーのマルヨシセンターなどがそろっており、日常生活の買い物に困ることはないでしょう。阿波史跡公園という大きな公園がエリア内にあることから、子育て世帯を中心に選ばれています。
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板野郡北島町エリア
板野郡北島町は、徳島県内で最も人口密度が高いエリアです。徳島市よりも地価が安く、平屋をはじめとした新築住宅を建てやすいため、多くの方に選ばれています。フジグラン北島やマルナカやキョーエイといったスーパーが点在しており、日常生活を送るうえでの利便性が良いのも人気の理由。土地に起伏が少ないことも住みやすさにつながっており、自転車を主な交通手段とする小学生・中学生といった子どもも比較的楽に移動が可能です。
新築住宅を建てる場所として特に人気を集めるのが、フジグラン北島が近くにある鯛浜・江尻エリアや、役所や学校が集まった中村・高房エリア。生活の便が良いため、多くのファミリー世帯に選ばれています。
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名西郡石井町エリア
石井町は、豊かな自然が多く残るエリアです。その反面、フジグラン石井やDCM徳島石井店、TSUTAYA石井店といった買い物・レジャーに利用できる施設が多数。都会的なエリアとのどかな自然を感じるエリアのバランスが良いと、多くの世帯に選ばれています。大東建託が実施した「街のすみここちランキング徳島県版」で、石井町が2020年、2021年と連続して満足度No.1に選ばれたことからも、その人気の高さがうかがえるでしょう。
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板野郡藍住町エリア
藍住町は、徳島市のベッドタウンとして発展。ゆめタウン徳島をはじめ、生活に必要な商業施設が多数集まっていることから、便利で活気があるエリアです。救急指定病院となっている稲次病院をはじめ、小児科、産婦人科、皮膚科などの医療機関が多く、免疫力の低い子どもや高齢者のいる家庭でも安心して暮らせます。特に徳島市内へのアクセスが良好な、ゆめタウン徳島周辺の奥野エリアが、新築を建てる際に選ばれる人気のエリアです。
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板野郡松茂町エリア
徳島県で唯一の空港があり、東京や福岡といった主要都市へのアクセスが容易にできます。また、松茂スマートICがエリア内にあることから、車での移動もしやすいのが特徴。仕事での出張やレジャーでのお出かけに便利な場所となっています。ほどよい都会感の中に、松茂中央公園や向喜来緑地といった公園が点在しており、幅広い世帯にとって住みやすいエリアと言えるでしょう。
参考:石井町HP「
住み心地ランキングで石井町が2年連続四国ナンバー1になりました」
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徳島エリアで平屋の注文住宅を建てるなら株式会社ブリーズハウジングにおまかせ!
株式会社ブリーズハウジングは、暮らしや生活スタイルにあわせた家づくりをプランニングしています。どのような家が好みで、どのように暮らしていきたいか、じっくりとお客様の思いをお聞かせください。徳島県には、徳島市・板野郡北島町をはじめとして、平屋を建てるのにおすすめのエリアが多くあります。平屋・2階建てどちらにしようか悩んでいる場合も、建築家が理想の住まいをご提案。ぜひお気軽に土地探しや家づくりのことをご相談ください。