Two Box House - ロックガーデンと白と木の組合せの家
ヤシの木が似合うホテルライクなお家をテーマにされていたお施主様。
敷地に高低差がある中で、建築家の先生が絶妙な位置に窓を設け、吹き抜けからの優しい光・鉄骨階段を使って、玄関に光を落とす手法など、建築家ならではの工夫が散りばめられたお家です。
コストを抑えつつ広く感じる間取りにする工夫として、オーバーハングをした、特徴的な外観・Boxを重ねたお家となりました。
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白・グレー・板張りの3色で構成され、一部2階がはね出したオーバーハングの部分が印象的なお家。お施主様は、最初からシンボルツリーにヤシの木をセレクトしており、ヤシの木が映えるよう、立体的にロックガーデンを構築し、それに合わせて外観カラーを構成しました。
シンボルツリーのソテツが似合う外観
お施主様がシンボルツリーにしたかったヤシの木は、成長が早く手入れの面で難しいことから、ソテツへ変更となりました。ソテツをランダムに組み合わせて、お家をさらに立体的に見せています。
高低差を生かす設計
この敷地は道路との高低差が50㎝程度あり、その高低差を生かす設計として、道路に面する部分をオーバーハングさせました。また、道路沿いにゴミ箱があるため、その面には敢えて窓を設けない工夫もされています。
鉄骨階段の良さが十分に引き出された玄関ホール
玄関を入ると軽やかな鉄骨階段がお出迎え。階段の上部には窓があり、2階から1階へ光が注がれます。鉄骨階段の抜け感により光が降りてくるので、鉄骨階段の良さが存分に引き出されています。
収納量を確保したシューズクローク
玄関横には2畳のシューズクローク。収納量を確保するため、通り抜けとせず、土間部分が広い事でコートをかけたり季節のものを置いたり、自由に使うことが可能です。
空間がつながるLDK
リビングの吹き抜け4.5畳からは、印象的な窓がLDKへ明かりを降り注ぎます。また、2階のスタディコーナーからLDKを見下ろすことができるので、吹き抜けを通して1階と2階の空間がつながっています。
絵画のように切り取られた空が見えるリビング
テレビは壁掛けにし、すっきりとした印象としました。リビング上部の吹き抜けには、プロペラファンがあり、1階と2階の温度差を小さくする効果もあります。テレビの上部に印象的な四角の窓があり、そこからは空のみが絵画のように切り取られています。
照明がなくても明るい構成
ダイニングから見ると、リビングは両サイド掃き出し窓が設けられていることにより、目線のぬけが良く、照明がなくても明るいLDKを構成しています。
生活感を出さない工夫を
キッチンはI型キッチンとし、生活感を出さないように、パントリーと冷蔵庫はキッチンの奥に配置しています。また、キッチンの腰壁前のペースは、ペットのうさぎさんコーナーとして設けています。
家事の時短に貢献
脱衣室兼ランドリールームには、ガス衣類乾燥機(乾太くん)を配置し、家事の時短に貢献しています。
家族の気配が分かるスタディーコーナー
2階に上がってすぐ、ウォークスルーの収納を抜けるとスタディコーナーがあります。作りつけた造作のカウンターの後ろはLDKの吹き抜けと接しており、1階にいる家族の気配が分かる工夫となっています。
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