最高に楽しい!大人も子どももワクワクする家
広々とした空間で、3人のお子さんが元気に飛び回っているY様邸。以前は古い住宅をリフォームして住んでいましたが、思いきって一から注文住宅を建てる決意をしました。
ご夫婦が思い描く理想の家は、一風変わったデザインでラフな遊び心を散りばめた楽しい住まい。家のデザインや家具などはご主人の好みで、機能面に関しては奥様主導で進めていきました。
リビングから一歩隔てられたご主人の基地
玄関から続く土間から1段あがったスペースがご主人の基地。向かいはリビングで、1960年代のアメリカの雰囲気を出すのに、最もこだわったのがフローリングの色。古い教室のようなヴィンテージ感をイメージしました。
「ワクワクは無駄から生まれる」というご主人の信念がうかがえるステキな空間です。
坪庭と面した大きな窓と吹抜けのある玄関ホール
通路のように長く伸びる土間の先に基地があります。リビングと基地の間の土間は、2つの空間をさりげなく分ける役割を与えています。
ユニークな凸凹の形状は、外構部がポーチと2ヶ所の「坪庭」、内部が玄関・基地・和室になっています。坪庭は植樹や作業場など自由な使い方が可能です。
吹き抜けから見たリビング
2階から吊るしたロープは、ぶら下がったり、1階から2階へ上ったりして遊ぶことができます。2つの吹き抜けに挟まれてできたブリッジも、空間に楽し気な雰囲気を醸し出しています。
2つの吹き抜けに挟まれた「ブリッジ」
2つの吹き抜けに挟まれたブリッジの先に、ボルダリングと雲梯を設置。優しい色合いなので悪目立ちしません。
布団をたくさん干せるよう、南側に布団干しバルコニーを設置(写真左奥)。シーツなど大きなリネン類を干すときにはブリッジや吹き抜けの手摺りを活用しています。
2つの坪庭を生かしたオンリーワンの外観
見晴らしのよいゆったりとした角地を生かしたぜいたくな立地。グレーと黒のコントラスト、個性的な凹凸のある外観がひときわ目を引きます。
西側は家が多く、車もよく通るため、大きな開口は設けていません。その代わり、南側に大きな開口をつくり、田園風景や堤防の景色を楽しめるようにしました。
南側外観
南側には用水路があるだけで隣家がないため、人の目を気にせず庭で存分に遊ぶことができます。
リビングの窓から外を見る
川の土手や田園風景への眺望が開けており、夏には花火も見えるそうです。