土間リビングで田園の暮らしを楽しむ
F様ご夫婦は、窓から田んぼの眺めを楽しみたいと、開発された住宅地ではなく見晴らしのいい田園エリアに土地を購入したそう。薪ストーブで暖をとり、庭では家庭菜園をするなどナチュラルな暮らしを楽しんでいます。
間取りは平屋で、玄関を兼ねたタイル敷きの土間リビングとアイランドキッチンを中心に暮らしが展開します。土間リビングには梁が架け渡された高い吹き抜け、畳スペースの上にはロフトもあり、平屋といっても立体的な空間です。
「スペースがもったいないから玄関は不要」「海外のバスルームのようにオープンな浴室が欲しい」「個室に収納はいらない」など、建築家に伝えた要望は固定概念に縛られないものばかり。「そういう私達の提案を、建築家の髙井さんは面白がってくれていたようでした」とご主人。
ロフトから土間リビングを見下ろす
冬は薪ストーブを焚きながら、土間に置いた椅子に腰掛け、本を読んだりお酒を楽しんだりしてくつろぐのがご主人の楽しみ。奥様は朝、土間リビングのブラインドを上げてしばらく野菜の育つ庭を眺めるひとときが好きなのだとか。
帰宅したときや畑仕事の後にすぐ手を洗えるように、土間の片隅に手洗いコーナーをつくりました。泥のついた靴で入っても気になりません。
ウッドデッキのある庭では、念願の家庭菜園を
始めたばかりなので、近隣の農家さんから教えてもらうことも。ご主人は帰宅すると、弧を描く園路を歩きつつ虫がいないかチェックしてから家に入るそうです。
外構と一体的にデザインされたスタイリッシュな外観
屋根付きのガレージに車を停め、雨の日も濡れずに玄関まで行ける動線にも便利さを感じています。
多機能スペース
廊下、クローゼット、ユーティリティ、洗面脱衣室が混ざり合う多機能スペースです。
海外のバスルームのようなオープンな浴室
扉なしのバスルームは洗面室と同じタイル張りで、置きバスが外国のバスルームのようにおしゃれ。
バスルームへ続く廊下がクローゼットを兼ねる間取りはとても合理的です。
タイルにこだわった洗面台
洗面台の前はタイルにこだわり、気分の上がる場所に。