LDKと一体の子ども部屋で、コンパクトな平屋
当初から「平屋にしたい」と決めていたI様ご夫婦。「高齢になると、2階はまったく使わなくなることがわかっていたので」とご主人は話します。リビングは広くしたいし、子ども部屋は2つ欲しい。でも、コストを考えるとできるだけコンパクトな家にしたい。そのほか50項目にも及ぶ細かい要望も、建築家が見事にまとめてくれたことに驚いたそうです。
LDKと一体の子ども部屋
小上がりになっていることで、連続感がありながら部屋としての区切りも感じられ、キッチンからもお子さんの様子がわかって安心です。
2部屋に分割することもでき、将来夫婦2人の生活になったら今のようなワンルームに戻し、広々使うことができる合理的な考え方です。2本の柱は、将来壁を設けて2つの個室をつくるときに役立ちます。
キッチンからの眺め
キッチンに立てば、リビングと子ども部屋を見渡すことができるので、家族の様子がわかって安心です。
ダイニングテーブルがわりのキッチンカウンター
ダイニングテーブルを置かなくてもすむよう、食卓としてキッチンにカウンターを設置。その分、リビングを広く使えるのがメリットです。
キッチンとつながるカウンターに設置した洗面コーナー
ご実家に住んでいたとき、洗面と脱衣が同じ場所で不便を感じていたため要望されたそう。玄関からリビングに至る動線上にあるので、帰宅したらすぐに手を洗えるのも便利です。
裏動線で使い勝手の良い間取りに
シューズクロークを裏動線にして玄関とキッチンが結ばれているので、重い買い物袋を運び込むのもラク。
キッチンを中心にして玄関-リビング-キッチン-玄関と回遊できるようになっているので、家事もスムーズにはかどります。
スイス漆喰仕上げの壁と天井
コテ跡を付ける塗り方からは、熟練した職人の手仕事が生むぬくもりを感じられます。
コストを抑えながらも、スイス漆喰や桐無垢材のフローリングなど天然素材をふんだんに取り入れました。