初めての土地探しは、何から始めたらいいか迷う方も多いでしょう。ここでは、注文住宅の土地を探す前に準備することについて紹介します。

まずは自分がどんな土地に住みたいかを明確にしておきましょう。たとえば、「通勤や通学に便利で買い物にも困らない場所がいい」や「騒音が少なく静かな環境で暮らしたい」など、それぞれ希望があるかと思います。家族の絶対譲れない条件を具体的にまとめ、リストアップしておくことで、条件に合った土地を探しやすくなるでしょう。

注文住宅は土地の購入費用のほかに、建物の建築費用も必要です。希望のエリアによって土地相場は変わってきますが、大体の土地の購入費を想定しておくことで、その後の住宅の予算も決めやすくなるでしょう。
住宅金融支援機構の調べ（※1）によると、予算の3割を土地購入費、残りの7割を建物の建築費に充てることが多いというデータがあります。希望するハウスメーカーの住宅の値段と土地の価格のバランスを考えて、土地探しをすると良いでしょう。
（※1）住宅金融支援機構 「2019年度フラット35 土地付注文住宅融資利用者の主要指標」

注文住宅用の土地と言えば更地をイメージしがちですが、すでに家が建っている「古家付き土地」や「中古戸建て」にも目を向けてみましょう。どちらも建物を解体する費用は必要ですが、更地だけの土地を探すよりも選択肢が広がり、条件に合った土地が見つかるかもしれません。

希望の条件がまとまったら、いざ土地探しのスタート。まずは自宅で手軽に探せるインターネットを利用してみましょう。希望のエリアから探しやすく、数ある土地の比較や検討をしやすいのがメリットです。また、元の不動産会社は、周辺のエリア情報に詳しいだけでなく、まだ公開されていない土地の情報を持っていることもあるかもしれませんので、相談してみても良いかもしれませんね。一番のオススメ方法は、まず家づくりを進める工務店やハウスメーカーの住宅会社を選定して、一緒に土地探しを進めていく方法です。住宅の建築は土地の形にあわせて設計を進めていきますので、スムーズに家づくりをすすめていけるでしょう。
また、住宅会社が所有する土地もあるので、その場合はそのまま建物を建てられるというメリットもあります。気に入った土地が見つかった場合は、必ず現地へ見学に行きましょう。実際にその土地に出向くことで、写真ではわからないことに気付くこともあります。

希望の土地が見つかったら、ぜひチェックしておきたいポイントを紹介します。

生活するうえで必要な施設が揃っているかどうかは重要なポイントです。
たとえば病院やスーパーマーケット、学校や銀行など。土地から駅までの距離や治安の良さなども確認しておくと安心でしょう。また、昼間と夜間で街の雰囲気の違いをチェックすることも大切です。

日本は災害が多い国です。100％安全な場所を探すのは難しいかもしれませんが、できるだけリスクの少ない土地を選ぶようにしましょう。具体的なチェックポイントは、「水はけが良い土地かどうか」「しっかりした地盤や地質か」「近くに大きな川がないか」などが挙げられます。
行政が発行しているハザードマップには、災害のリスクが高い地域などの情報が載っているので、しっかりと確認しておきましょう。
不明な点が多い場合は、不動産会社や専門家に相談してみるのもおすすめです。

＞＞ハザードマップから地盤の強さが分かる？徳島市の土砂災害情報についてもご紹介
＞＞徳島市で水害が心配されるエリアはある？ハザードマップや過去の水害情報をご紹介

家を建てたい土地に出向き、日当たりや風通しをチェックしておきましょう。午前と午後では日の当たり方も違うので、時間帯を変えて確認するのがおすすめです。また、現在の環境だけでなく、今後周りにどんな建物が建つのかを調べておくのも良いでしょう。

新興住宅地などの住宅用に造成された土地は、ライフラインも整備されていることが多いです。しかし、土地によっては上下水道やガスの配管を新たに引き込むことが困難な場所も。事前に確認しておくことが大切です。

土地によって法律で定められた基準などがあります。あまり聞き慣れない言葉も多いかもしれませんが、家を建てるうえで重要なポイントとなりますので、確認しておきましょう。

建ぺい率とは、土地全体の面積に対する建築面積の割合のこと。建築面積とは、建物を真上から見た場合の面積を指します。土地によって建ぺい率の上限が決められているので、建築の際は上限を超えないようにしなければいけません。
容積率とは、土地全体の面積に対する延床面積の割合のこと。延床面積とは、各階の床面積を合わせたものです。容積率も建ぺい率と同じように土地によって上限があります。
希望の家を建てるためにも土地を探す時は、この建ぺい率や容積率に注意して探すようにしましょう。

土地にはさまざまな規制や制限が設けられています。その中でも代表的な規制が「用途地域」です。
用途地域とは、住みやすい街づくりのために、用途に沿って13の地域に分けられたエリアのこと。用途地域は主に、住環境が整っている地域である「住居系」、商業施設が充実している地域である「商業系」、工場が盛んな地域である「工業系」の3つに分けられます。
住宅は、基本的に「工業系」の中の工業専用地域を除いて建築可能です。ただ、その他の地域も土地によっては騒音や日当たりなどに問題がある場合もあるので、住みたい土地があれば事前にどんな環境か確認してみましょう。

ここまで注文住宅の土地の探し方について解説してきました。ここからは、徳島県の中でも人気エリアである、徳島市国府町と板野郡北島町の土地情報について紹介します。

徳島市国府町の平均坪単価は1坪15万円ほどです。国府町にあるJR四国徳島線の「府中（こう）駅」周辺がやや高い傾向にあります。
板野郡北島町の平均坪単価は1坪18万円ほどです。北島町の中でも大型の商業施設の最寄り駅となっている「吉成駅」周辺がやや高めとなっています。

徳島県は電車がJRだけとなっており、徳島市中心部を除いては、家から最寄り駅まで距離のある場所が多いエリアです。国府町・北島町エリアでも、公共交通機関を利用する人よりも自家用車で移動をする人のほうが圧倒的に多く、車を一人一台所有している家庭も珍しくありません。そのため、住宅も駐車スペースを広めに取った2階建て住宅が多い傾向にあります。

国府町にある「府中駅」から南の方に100メートルほど行くと、国道192号線があります。国道192号線沿いにはドラッグストアやコンビニ、飲食店などが立ち並び、賑わっています。また、スーパーマーケットも点在しており、車があれば買い物に困ることはないでしょう。
北島町には映画館も併設された大型商業施設「フジグラン北島」があり、家族連れで賑わっています。そのほかスーパーマーケットやドラッグストア、飲食店も点在しているうえに「北島町立図書館」や「きたじま田岡病院」なども揃っており、利便性の高いエリアだと言えるでしょう。

徳島県の中でも、徳島市国府町や板野郡北島町は自然豊かな土地でありながら、中心部は買い物や通学にも便利な立地です。治安も良いため、子育ての環境も整っています。車を所有していれば、比較的生活をするのに困ることはありません。
国府町は周りを田畑に囲まれたのどかな環境で、緑に囲まれた公園なども多くあります。幼稚園や小・中学校も近くにあり、子育て世帯にも住みやすいエリアでしょう。
北島町は隣接する町が多く、どこへもアクセスしやすい点が魅力のエリアです。車があれば、徳島市中心部へは20分ほど、徳島阿波おどり空港へも15分ほどの便利な立地にあります。
閑静な住宅街も多く、北島町は持ち家派の家庭が7割を占めているエリアです。

＞＞国府町の土地相場やエリア情報について詳しくはこちら！
＞＞北島町の土地相場やエリア情報について詳しくはこちら！

徳島県は自然豊かな土地であり、温暖な気候で住みやすい地域です。一方で南海トラフ地震のリスクを抱えている一面も。株式会社ブリーズハウジングでは、皆様が安心して暮らせるために、命を守る家づくりをご提供しています。今回紹介した土地探しのポイントを踏まえつつ、皆様が安全に暮らせる家づくりのお手伝いをさせていただけたら幸いです。

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