将来「夫婦だけ」になっても暮らしやすい間取り
長女の出産を機に、かねてからの夢だった家づくりを実行したH様ご夫婦。「子育てのしやすさや老後の住みやすさを考えて、”平屋のように、1階で何でもできる家”にしたかった」といいます。
「たくさん人が集まっても余裕のある広い庭はマストでした」と話すのはBBQやDIYが大好きなご主人。
敷地は、これらの希望をかなえるのにふさわしい、市街地から少し離れた広い角地です。
常に子どもに目が届く大空間
キッチンからの視野を重視したリビング。庭も含め、フロア全体を見渡せます。庭に開けた大きな窓が、いっそう空間の広がりを感じさせます。
1階中心のライフスタイル
将来の活用度が下がる2階はコンパクトにし、日々の生活の場として、くつろぎやふれあい、遊びの場として1階中心のライフスタイルを描いて設計しました。
バリアフリーを意識したフラットな空間
和室は、子どもにとってもご夫婦にとっても外せない要素でした。今はもっぱら2歳の子の遊び場あるいは一時的な寝場所として活躍していますが、「将来夫婦だけになったときは、2階の寝室を使わずここに布団を敷いて寝るつもり」とのこと。
バリアフリーの観点から小上りにはせず、フラットな畳コーナーにしました。
キッチン・ダイニング
壁側は上部に横長の窓を設けて採光。このコーナーだけ白タイルにして質感を変え、お気に入りの小物を並べられる棚を付けました。ダイニングのペンダントライトはショップで一目惚れして購入したものです。
リビングからの眺め
ご夫婦ともに自然な色や素材を好み、内装は基本的に壁・天井などを白色と、木を合わせるというテイストに統一。床や廊下の無垢材とも調和させ、テーブル、テレビ台、キッチン収納なども同系色の色でまとめました。
圧迫感のない工夫がされた玄関
玄関を入ってすぐ目に入ってくる間仕切り壁の向こうは洗面室。天井まで完全に仕切るのではなく開口をつくることで圧迫感がなくなり、空間に広がりが生まれます。
家族の思い出を素敵なインテリアに
玄関の横に有孔ボードを設置。家族の思い出の写真や、帽子などを掛けてディスプレイしています。
たくさん友人を呼べる自慢の庭
友人を10人呼んでも余裕でBBQができる自慢の庭。庭の雰囲気にぴったりのシンプルな木の塀は、奥様のご友人の手作りです。
多目的に広々使える駐車スペース
ガレージを庭と自由に行き来できる動線にしたおかげで、庭の用途の幅が広がっただけでなく、天候に左右されずにさまざまなアクティビティが楽しめます。
外からはガレージ部分も庭の一部に見えるのでスマートな印象に。
ご主人の書斎
寝室の横には、ご主人の書斎を設置。仕事をしたり、趣味のレザークラフトを楽しんだりなど、多用途に使えます。