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安全に暮らせる構造設計を確認する3つの方法を比較!徳島市・板野郡北島町の災害リスクと併せて解説

家づくりノウハウ
公開日:2023.09.14
最終更新日:2024.03.18
R+house徳島北(ブリーズハウジング)の家づくり写真
R+house徳島北(ブリーズハウジング)の家づくり写真
家づくりノウハウ
公開日:2023.09.14
最終更新日:2024.03.18

安全に暮らせる構造設計を確認する3つの方法を比較!徳島市・板野郡北島町の災害リスクと併せて解説

住宅図面とコンパス
この記事では、安全性の高い構造設計をするための、3つの方法を詳しく解説しています。後半では徳島県徳島市・板野郡北島町の過去の災害や災害リスクについても触れています。

構造設計は住宅完成後には見えなくなる部分ですが、安心して暮らせるマイホームには欠かせません。ぜひ参考にしてみてください。

目 次

住宅の構造設計を確認する方法

住宅の疑問
耐震性を始め建物の構造の安全性を確認する方法には、主に下記の3パターンがあります。それぞれ算出方法や特徴が異なるため、どのような方法なのか確認しておきましょう。

許容応力度計算

許容応力度計算とは、建築基準法における構造計算方法のひとつです。地震や台風などの外力を受けたときに住宅にかかる応力を計算し、安全性の高い住宅にどれくらいの強度が必要なのか検討します。

現状は3階以上の木造建築で義務化されています。許容応力度計算は、一般的には下記のような手順で行います。

① 長期的な荷重(建物自体の重さなど)と短期的な荷重(地震や台風など)に分けて、建物にかかる力を求める
② 各部材が許容できる力と各部材に生じる力を比較して「各部材が許容できる力」が上回っていれば安全性が高いと言える

例えば、接合部分や構造を支える柱などに加わる力のような長期的な荷重や、地震、台風による短期的な荷重を許容応力度計算で解析し、十分な耐震性能、強度を備えているか確認します。

許容応力度計算は建物に使用されている各部材ごとに解析を行うため、時間とコストがかかります。高度な知識や経験が必要なので、現段階では2階以下の木造住宅では省略されることがあります。

しかし、許容応力度計算は建物に関わる荷重を多角的に検証できるため、他の方法よりも信頼性が高く安全な設計には必要な方法だといえます。とくに、耐震性能には有効性が高いと考えられています。

住宅性能評価基準による構造設計

住宅の耐震についてチェックする作業員
住宅性能評価基準は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により定められた住宅性能を評価するための基準です。

住宅が完成してからでは確認できない部分を数値化し、住宅性能評価書(設計住宅性能評価書・建設住宅性能評価書)として交付する仕組みを活用することで、安全性の高い住宅選びにつなげることができます。

住宅性能評価基準では下記の4つが必須項目となっており、構造設計に関する項目が含まれています。

・構造の安定
・劣化の軽減
・維持管理、更新への配慮
・温熱環境または一次エネルギー消費量

「構造の安定」では地震や台風、積雪など外部の力が加わったときに「損傷防止」「倒壊等防止」を達成できるかどうかを確認、評価します。

構造の安定に関する項目

 耐震等級(耐震等級1~3):
地震が起きたときの構造躯体の崩壊や倒壊、損傷のしにくさ

耐風等級(耐風等級1~2):
暴風が起きたときの構造躯体の倒壊や崩壊、損傷のしにくさ

耐積雪等級:
積雪があったときの構造躯体の倒壊や崩壊、損傷のしにくさ

その他の項目:
地盤または杭の許容支持力や設定方法
基礎の構造や形式
免震構造の場合は免震構造であることの記載

参考元:国土交通省住宅局住宅生産課『新築住宅の住宅性能表示制度ガイド』

例えば、耐震等級は1~3で評価を行い、数値が大きいほど耐震性能が高いことが分かります。耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震性能があるため、安全性が高いことが確認できます。

住宅性能評価基準において、性能を評価するために最低限義務付けられている計算方法は、許容応力度計算と比較すると簡易的なものとなります。そのため、許容応力度計算と比較すると、各部材の強度や安全性が解析できていないことがあります。

参考元:国土交通省住宅局住宅生産課『新築住宅の住宅性能表示制度ガイド』

壁量計算

壁量計算は、建築基準法で定められている必要な壁量を満たしているか、確認するための計算です。具体的には、地震や風圧に対する必要な壁量を求めて安全性を確保できているか確認します。

壁量が不足すると住宅をしっかりと支えることができず、地震の揺れが伝わりやすくなります。その結果、倒壊や半壊など大きな被害を起こすリスクがあります。また、揺れが伝わりやすいため、強風や小さな地震でも家具の破損や転倒などにつながる可能性があります。

壁量計算は、基本的には下記のような流れで行います。

① 各階ごとに地震力に対応するために必要な壁量を求める
② 各階・各方向に風圧力に対応するために必要な壁量を求める
③ 各階・各方向の存在壁量(住宅が持ち合わせている耐力壁の量)を求める

各階・各方向すべてにおいて、壁量充足率が1.00以上であれば必要な壁量を満たしているといえます。

壁量計算によって地震や台風などの災害時に住宅を支えられる十分な壁量があるか確認することができますが、許容応力度計算のように各部材ごとの強度を細かく確認することはできません。そのため、建築基準法で定められている壁量計算のみを実施しても、十分な安全性が確保できているとはいえない場合があります。
>>徳島市の注文住宅ならR+house徳島北 | おしゃれな高性能住宅の工務店

建物の安全性を確かめるなら許容応力度計算が基本

住宅模型
ここまで解説してきたように、地震や台風などの災害に備え安全性を確保するための構造設計には様々な計算方法が使用されています。この中で、安全性が最も高いと考えられているのが「許容応力度計算」です。

許容応力度計算は、住宅に使用するすべての部材の応力を算出し検討するため、多角的な視点で構造設計ができます。他の計算では、すべての部材を対象に計算をしているわけではないので、許容応力度計算と比較すると安全性が劣ります。

安全性の高い安心して暮らせる住宅を実現するためには、許容応力度計算を実施することが基本だと考えられるでしょう。

株式会社ブリーズハウジングでは構造専門の建築士により、全棟で許容応力度計算を実施し安全性の高い設計を実施しています。厳しい基準で確認を行ったうえで耐震等級3を取得し、安全性に対して真摯に向き合っています。

>>地震懸念の強い徳島市でも安心の高耐震な注文住宅
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徳島県徳島市・板野郡北島町の過去の災害や今後の災害リスク

住宅のミニチュアと洪水ハザードマップ
徳島県の中核都市である徳島市や隣接する板野郡北島町は、南海トラフ地震の不安が払拭できないエリアです。南海トラフ地震での被害想定は、最悪のケースで死者約3万1千人、建物の倒壊は11万棟以上だと言われています。家族の命を守るためにも、耐震性能の高い住まいを検討する必要があるでしょう。

また、徳島県南部は日本有数の多雨地域で、台風や豪雨のリスクがあります。2004年には立て続けに台風が襲い、風水害が起こりました。地震に対する備えと併せてハザードマップを確認し、水害にも対応できるようにしておくと安心して暮らせるでしょう。

参考元:徳島県『特集1:南海トラフ地震に備えよう 次の巨大地震は明日かもしれない。【令和元年11月号】』
参考元:徳島地方気象台『徳島県の天気の特徴』
参考元:徳島県『〔治山・林道〕 過去の災害歴』

>>徳島市で安全な土地はどこ?ハザードマップからわかる地盤の強さを紹介
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地震に強い住まいは株式会社ブリーズハウジングにお任せください

木目のリビングとタイル床の階段
長い間安心して暮らせる住まいを実現するには、安全性の高い方法で構造設計を行うことが欠かせません。株式会社ブリーズハウジングでは全棟を対象に許容応力度計算を実施し、安全性の高い住まいを提供しています。

耐震等級3を標準仕様にしているだけでなく、金物や耐力面材にもこだわっています。随時相談会やイベントを実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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白と木目の外壁に植栽豊かな外観
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家づくりを考えたとき、家を建てるために必要なイニシャルコストは気にするものの、ランニングコストについては意識していない方が多くいらっしゃいます。家づくりにおけるランニングコストにはさまざまなものがありますが、代表的なものが冷暖房にかかるコストです。理想の注文住宅を建てたものの、夏は暑く冬は寒いため、冷暖房のための電気代が高くついてしまうという話は珍しくありません。
こうした問題を解消するのが、高気密・高断熱の家です。気密性・断熱性を高めることで、冷暖房の効率が上がって年間のコストが下がるほか、住まいの耐久性を高めて寿命を延ばすというメリットもあります。さらに、屋内の温度変化を減らすことで、ヒートショック現象などのリスクを抑え、家族の健康にもつながるのです。
R+house徳島北がご提供しているのは、「長期優良住宅(ZEH相当の水準)」をはるかに上回るほどの高気密・高断熱で家族を守る住まいです。
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R+house徳島北は、許容応力度計算による耐震等級3を標準とするだけでなく、構造に使う金物や耐力面材にもこだわりを持っています。
なぜなら、南海トラフ地震の不安が払拭できない地域だからです。この不安が払拭できないまま、一生に一度の家づくりをしてはいけないと、私たちは考えています。

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