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家づくりノウハウ
2022.11.18

グラスウールってどんな断熱材?メリット・デメリットや注意点をご紹介

グラスウール
寒さや暑さを防いでくれる断熱材。断熱材は、注文住宅を建てる際にしっかりこだわっておきたい部分でもあります。断熱材の価格にはかなりの幅があるため、迷う方も多いでしょう。
そこで今回は、5割以上の住宅に採用されている断熱材「グラスウール」についてご紹介したいと思います。グラスウールの特徴だけでなく、メリットデメリット、注意点なども併せてお伝えしましょう。

目次

グラスウールはどんな断熱材なの?

住宅用断熱材の中でも、グラスウールは5割以上のシェアを占めると予想され、多くの一戸建て住宅に使われています。断熱方法には、グラスウール断熱のほかに吹きつけ断熱などもありますが、コストが高いのでグラスウールを採用しようと検討中の方も多いでしょう。ここでは、断熱材のグラスウールの特徴について解説していきます。

グラスウールの原料は?

グラスウールの主原料はリサイクルガラスで、無機繊維系断熱材に分類される断熱材です。
高温でガラスを溶かし、遠心力を利用し細かい繊維状に加工・成形していきます。複雑に絡み合ったガラス繊維が無数の空気層を形成し空気の動きがないため、熱を伝えにくく、高い断熱性能を発揮するしくみです。

グラスウールは安全なの?

断熱材においては、アスベストによる健康被害の問題があったこともあり、グラスウールの安全性が気になる方も多いでしょう。グラスウールの安全性は実証されており、国際がん研究機関(IARC)の発ガン性リスクの評価において、「ヒトに対して発がん性に分類されない」Group3に該当しています。グラスウールの製品にアスベストが混入することはなく、通常の使用において呼吸器系の疾病になる危険性もありません。

グラスウールの使用用途は?

グラスウールは、住宅用断熱材として使用されていることはもちろんですが、体育館や高速道路、音楽ホールなどの防音材としても活用されています。ほかにも、給排水管の保温や保冷などにも使用されているのです。住宅以外にも、さまざまな場面で断熱性や防音性が必要な場所で活用されています。

グラスウールの断熱性能は?

グラスウールを選ぶにあたって、気になるのが断熱性能ですよね。
断熱材の性能というのは、熱の伝わりやすさを表す単位「熱伝導率」で判断されます。熱伝導率の数値が低いほど断熱性が高いことを示しているのです。
グラスウールは、ガラス繊維の密度が高ければ高いほど断熱性が高くなります。
また断熱材の厚みも、断熱性能に影響してくることを覚えておきましょう。どんなに繊維密度の高いグラスウールでも、薄いと断熱性能は低くなってしまうのです。
断熱性能は高ければ高いほどいいと感じやすいですが、性能を上げればもちろん費用もかさみます。住む地域の気候や暮らし方によって必要な断熱性は異なってくるので、性能と費用のバランスを考えながら選ぶようにしましょう。
グラスウールの種類はバリエーション豊富なので、ご希望の断熱性能のものを見つけやすいです。

ここからは、断熱性で重要となってくるグラスウールの繊維の密度による熱伝導率の差についてご説明します。

グラスウール(10Kg/m3)

熱伝導率(W/m・K)
・通常品グラスウール:0.050以下
・高性能グラスウール(一例):0.043以下

グラスウール(16Kg/m3)

熱伝導率(W/m・K)
・通常品グラスウール:0.045以下
・高性能グラスウール(一例):0.038以下

グラスウール(24Kg/m3)

熱伝導率(W/m・K)
・通常品グラスウール:0.038以下
・高性能グラスウール(一例):0.036以下

グラスウール(32Kg/m3)

熱伝導率(W/m・K)
・通常品グラスウール:0.036以下
・高性能グラスウール(一例):0.035以下

グラスウールのメリット

メリット書かれた積み木
ここでは、グラスウールのメリットについてご紹介しましょう。

コストパフォーマンスに優れている

グラスウールの大きなメリットの一つとして、低コストが挙げられます。リサイクルガラスを原料としているので、他の断熱材と比較すると原料が安く手に入るからです。
新築住宅での断熱施工する際は、発泡系断熱材よりもグラスウールを選ばれることが多くなっています。

高温に強く燃えにくい

グラスウールの原料はガラスなので燃えにくく、長時間高温にさらされても簡単に溶けたり歪んだりしません。たとえ家事が起こったとしても、有毒ガスや有害な煙を発生しないのもポイントです。また、他所からのもらい火も防いでくれます。

劣化しにくく耐久性が高い

グラスウールの原料のガラスは、経年劣化が少なく腐食のリスクも低い素材です。発泡プラスチック系断熱材はプラスチックが原料なので、高温多湿状態になると変形してしまう可能性があります。しかし、グラスウールは変形のリスクも少ないです。
溶剤や薬品による劣化もしにくいので、耐久性も高い断熱材といえます。

発がん性リスクが低く体に優しい

先ほどもご紹介しましたが、グラスウールは発がん性リスクが少ないものとして証明されています。また、長期使用に伴う健康被害の報告もありません。

加工しやすい

グラスウールは、曲げたり裁断したりするなどの加工がしやすい素材です。そのため、住宅構造に合わせた柔軟な使い方ができます。

グラスウールのデメリット

デメリットと書かれた積み木
続いてグラスウールのデメリットについてご紹介しましょう。

湿気に弱い

グラスウールの弱点は、湿気などの水分です。繊維間に空気を含むことで熱伝導率を高めるしくみですが、湿気や水を含んでしまうと断熱性能が失われてしまいます。そのためグラスウールを施工する際は、防湿フィルムや防水シートなどで湿気対策をする必要があります。たまに、これらの対策が行われていない施工不良の場合もあるので十分注意しましょう。

施工技術が必要

グラスウールは断熱性が高く安全で耐久面でも優れているので、注文住宅を建てる際の断熱材として選ぶ方も多いでしょう。しかし、グラスウールの施工時にすき間が生じると、高い断熱効果を発揮できないので、グラスウールを施工する際は技術が必要です。
また、柔軟性のあるグラスウールはすき間なく施工しなければならず、難易度も高くなります。そのため、注文住宅を建てる際にグラスウールを使用の検討している場合は、ハウスメーカーや工務店を決める前に、グラスウールの施工実績などを事前に聞いておきたいところです。

ZEH?UA値?徳島県徳島市や板野郡北島町エリアにおける基準

ZEHと書かれた文字
注文住宅の建築を検討していると、「ZEH」や「UA値」といった言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
こちらでは、徳島県徳島市や板野郡北島町エリアにおけるUA値をご紹介しましょう。ZEHやUA値とはいったい何なのかも、併せて解説します。

ZEH(ゼッチ)とは?

ZEH(ゼッチ)とは、「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」のことです。要約すると、自宅で消費するエネルギー量を抑えつつ、太陽光などによる自家発電によって、エネルギーの消費量をゼロに近づけようとする取り組みになります。
ZEHは、平成24年度から推進事業が導入。住宅の省エネルギー性能を更に普及させるため、平成30年からさらに高度な「ZEH+」「Nearly ZEH+」を設定しました。現在国が積極的に取り組んでいる取り組みであり、条件を満たすと補助も受けられます。

UA値とは?

UA値とは外皮平均熱貫流率のことで、家の内部から外壁・屋根・床などを通過して外部へ出ていく熱の出入りのしやすさを表した値です。UA値が小さいほど熱が逃げにくく省エネ住宅といえます。

徳島県徳島市、板野郡北島町エリアのUA基準値は?

UA基準値は、地域の気候に合わせて分かれた「省エネ基準地域区分」によって設定されています。
徳島県徳島市や板野郡北島町エリアは6地域に区分されるため、UA基準値は「0.87」です。その他、主なエリアについては下記となります。

北海道

地域区分1:UA基準値 (W/㎡K)0.46
地域区分2:UA基準値 (W/㎡K)0.46

青森・岩手・秋田

地域区分3:UA基準値 (W/㎡K)0.56

南東北・北関東・信越

地域区分4:UA基準値 (W/㎡K)0.75

南関東・東海・北陸・近畿・中国・四国・九州

地域区分5:UA基準値 (W/㎡K)0.87
地域区分6:UA基準値 (W/㎡K)0.87

宮崎・鹿児島

地域区分7:UA基準値 (W/㎡K)0.87

沖縄

地域区分8:指定なし

注文住宅を建てるなら株式会社ブリーズハウジングへ!

注文住宅を建てるうえで、1年中快適に住むために重要となるのが断熱材。今回ご紹介したグラスウールは、費用を抑えながらも断熱性の高い家づくりに活躍するアイテムということが分かりました。しかし、施工技術が必要となる断熱材でもあるので、しっかり実績のあるハウスメーカーや工務店等の住宅会社を選ぶようにしましょう。
また、断熱を施す方法はグラスウール以外にもたくさんあります。実際に断熱材を選択する際は、一度住宅会社に相談してみるのが良いでしょう。

株式会社ブリーズハウジングは、豊富な施工実績を誇り、デザインと性能の優れた家づくりを行っています。徳島県徳島市、板野郡北島町で高性能なマイホーム建築をお考えの方は、ぜひ株式会社ブリーズハウジングへご相談ください。


記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行
一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師
住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。
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