なぜ気密性が必要なのか?
住宅における気密性とは、家の密閉度のことです。気密性が低い家は隙間が多く外気が入り込むため、夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。
一方で、気密性の高い家は隙間が少ないため、室内の温度を一定に保ちやすくなります。冷暖房の効果も最大限に高められるので、省エネルギーで快適な環境を維持できます。
>>気密性能と室温の関係とは?併せてこちらもチェック!
一方で、気密性の高い家は隙間が少ないため、室内の温度を一定に保ちやすくなります。冷暖房の効果も最大限に高められるので、省エネルギーで快適な環境を維持できます。
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気密性は均一な換気のためにも欠かせない
また気密性は、実は均一な換気のためにも欠かせない性能です。気密性が低く室内の空気の動きが乱れていると、換気しやすい場所と換気しにくい場所が生まれ、なかなか均一な換気ができません。換気しにくい場所には臭いや不純物が溜まりやすくなってしまいます。
気密性が高いと空気の流れを一定にすることができ、効率よく換気ができます。家の隙間から汚れた空気が不規則に入り込むこともないので、快適な空調を維持しやすくなるでしょう。
気密性が高いと空気の流れを一定にすることができ、効率よく換気ができます。家の隙間から汚れた空気が不規則に入り込むこともないので、快適な空調を維持しやすくなるでしょう。
換気の重要性
注文住宅で快適に暮らすには、換気も重要です。換気には、主に下記のような効果があります。
・室内に溜まった食べ物などの臭いを排出できる
・二酸化炭素やダニなどの有害物質を排出できる
・気分をリフレッシュできる
・室内に溜まった水蒸気を排出し、結露やカビの発生を抑制できる
均一な換気ができると、臭いや有害物質を効率よく排出できます。また、新鮮な空気を取り入れると気分のリフレッシュにもなるでしょう。見落としがちなポイントではありますが、快適に暮らすためには換気のしやすさが欠かせません。
・室内に溜まった食べ物などの臭いを排出できる
・二酸化炭素やダニなどの有害物質を排出できる
・気分をリフレッシュできる
・室内に溜まった水蒸気を排出し、結露やカビの発生を抑制できる
均一な換気ができると、臭いや有害物質を効率よく排出できます。また、新鮮な空気を取り入れると気分のリフレッシュにもなるでしょう。見落としがちなポイントではありますが、快適に暮らすためには換気のしやすさが欠かせません。
気密性能C値とは
気密性は、C値で示すことができます。C値とは、住宅にある隙間の総量を示す数値です。C値は、住宅全体の隙間の面積÷延べ床面積で算出できます。C値が小さいほど隙間がなく、気密性が高い家だと言えます。
日本の目標は5.0(平方センチメートル/平方メートル)ですが、株式会社ブリーズハウジングの標準値は0.5以下に設定しています。
日本の目標は5.0(平方センチメートル/平方メートル)ですが、株式会社ブリーズハウジングの標準値は0.5以下に設定しています。
気密性を高める部材
住宅の気密性を高めるには、構造や部材が重要です。気密性を高める部材としては、下記のようなものがあります。
気密シート
壁の室内側に貼るシート。壁の内側で気密性を高めることで、壁内部の結露防止にもつながる。
気密テープや気密パッキン
断熱材の隙間や開口部の隙間を埋めるときに使用するテープ。
例えば、窓やドアなどの開口部は余裕を持って設計していることがあります。窓やドアの設置後はゆとりがある分、しっかりと気密処理をしないと隙間が生じます。また、配管部分も隙間が生じやすいです。隙間ができた場合に気密テープや気密パッキンを使い、処理をしているかがポイントです。
壁は隙間ができた部分に気密性を高める部材を使い、適正な処理を行っているかどうかが、気密性を左右します。
例えば、窓やドアなどの開口部は余裕を持って設計していることがあります。窓やドアの設置後はゆとりがある分、しっかりと気密処理をしないと隙間が生じます。また、配管部分も隙間が生じやすいです。隙間ができた場合に気密テープや気密パッキンを使い、処理をしているかがポイントです。
壁は隙間ができた部分に気密性を高める部材を使い、適正な処理を行っているかどうかが、気密性を左右します。
気密性を高める窓の選び方
窓や扉は住宅の開口部となるため、気密性に大きく関わります。間取りを決めるときに、3つのポイントに気をつけるだけでも気密性を高められます。
ポイント1:窓を不必要に増やさない
1つ目は、不必要に窓を増やさないことです。窓を増やすと開閉する隙間ができるため、どうしても気密性が下がります。気密性を重視したい場合は日差しが差し込む方向や太陽の位置を考慮し、必要な窓を厳選するといいでしょう。また、サッシの性能によって気密性を高めることも可能です。
ポイント2:引き違い窓などを減らす
2つ目は、引き違い窓や引き下げ窓を減らすことです。この2種類の窓は縦や横にスライドさせるため、隙間が生まれます。引き違い窓や引き下げ窓が多いと隙間が増える原因となるので、できるだけ減らしたいところです。これらの窓の代わりとしては、縦すべり窓や滑り出し窓、FIX窓が検討できます。
ポイント3:勝手口ドアを避ける
3つ目は、勝手口ドアを採用しないことです。このドアは閉めたままガラス部分を上下させて換気ができる点が特徴ですが、ガラス部分は隙間が多くなります。気密性を低下させる原因となるので、気密性を重視する場合は避けた方が良いでしょう。
施工力によっても気密性が変わる
住宅の気密性を高めるには、施工職人の技術力と精度が求められます。どれだけいい部材や気密性のある建材を使用しても、部材同士の結合がずれていると隙間が多く生まれます。また、施工が雑で気密性を気にしていない場合も、住宅の気密性が低下してしまうでしょう。
例えば、コンセントやスイッチを配置するときは、断熱層が遮断されないよう配慮して施工しなければなりません。断熱材が切断されたままになっていると、隙間が生まれ気密性が低下します。
施工力を見極めることは難しいですが、契約前に施工現場の様子や施工力を確認して安心して任せられるか見極めることが大切です。
例えば、コンセントやスイッチを配置するときは、断熱層が遮断されないよう配慮して施工しなければなりません。断熱材が切断されたままになっていると、隙間が生まれ気密性が低下します。
施工力を見極めることは難しいですが、契約前に施工現場の様子や施工力を確認して安心して任せられるか見極めることが大切です。
気密測定を実施して気密性能を確認する
注文住宅の気密性能は、気密測定をすれば事前に確認できます。気密測定とは、専用の機器を用いて住宅の気密性能を算出することです。先ほどご紹介したC値で算出できます。
気密測定には、完成気密測定と中間気密測定の2種類があります。中間気密測定を実施していれば建設中の気密性能が分かり、手直しを行うことが可能です。株式会社ブリーズハウジングでは全棟気密測定を実施しており、高気密であることを確認しています。
>>高気密・高断熱住宅を建てる目的とメリットとは?
気密測定には、完成気密測定と中間気密測定の2種類があります。中間気密測定を実施していれば建設中の気密性能が分かり、手直しを行うことが可能です。株式会社ブリーズハウジングでは全棟気密測定を実施しており、高気密であることを確認しています。
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徳島県徳島市と板野郡北島町のUA値の基準や気候
徳島県徳島市は、徳島県の東部に位置する中核都市です。板野郡北島町は徳島市に隣接するまちで、どちらも気候に差がありません。
徳島市の平均気温は16.6度で、日本全国の平均気温よりも約1度高いです。降水量や風量は少ないものの酷暑、暖冬化の傾向があるので、住まいづくりでは暑さ対策が重要となるでしょう。
また、徳島市は年間日照時間が2,000時間を上回っており、日照時間の長い地域でもあります。日差しが差し込む明るいリビングや太陽光発電の活用など、日照時間の長さを有効活用した注文住宅も検討できるでしょう。徳島市のZEHの地域区分は6で、ZEH、HEAT20基準のUA値は下記のとおりです。
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